ワクチン等審査部・審査員
「ワクチンを待ち望む人々の声」を原動力にして。
独立行政法人
医薬品医療機器総合機構(PMDA)
ワクチン等審査部
庄司 奈緒子さん
2007年3月卒 2009年大学院修了
神奈川県 山手学院高校出身
医薬品の承認審査や開発相談などを行う部署に勤務しています。現在はワクチン分野の審査主任としてチームを取りまとめる役割を担い、先日は新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの承認審査にも携わりました。世間からの注目度が高い中、大きなプレッシャーを感じることもありましたが、ワクチンを待ち望む多くの人々の声を原動力に全力で取り組みました。これからも医薬品一つひとつと真摯に向き合いながら、人々の健康、ひいてはより豊かな社会の実現に貢献していきたいと思います。
麻薬取締官
「正義の心」を胸に、薬物汚染のない社会を目指す
厚生労働省近畿厚生局麻薬取締部
Aさん
私は、厚生労働省近畿厚生局麻薬取締部で、覚醒剤の密売や大麻栽培等の薬物事犯捜査、医療用麻薬・向精神薬の流通の監視などに携わってきました。このように多様な任務に向き合う中、私が常々大切にしていることは「正義感」です。ささいな違反や犯罪も見逃さないことが薬物汚染のない社会への一歩だと考えます。今後も強い正義感を胸に麻薬取締官として、さらに研鑽を積み、薬物汚染のない社会の実現につなげていきたいです。
病院薬剤師
患者さんからの感謝の言葉をやりがいに
大阪赤十字病院
薬剤部
山地 優依子さん
2014年3月卒
兵庫県 小林聖心女子学院高校出身
薬が安全かつ適切に使用されるよう、入院患者さんの薬のチェックや服薬指導を行っています。「薬剤師さんの説明を聞いてよくわかったわ。ありがとう」という患者さんの声が何よりのやりがいです。また、国内の災害救護活動及び海外の人道支援活動に出動し、薬の専門家として薬物治療をサポートしています。今後も自身の専門性を磨くとともに、よりよい支援を行うために、平時から学会や研修会を通して他の支援団体とのつながりを広げていきたいと考えています。
病院薬剤師(公務員)
「薬物治療の専門家」として、チーム医療の中核を担う
地方独立行政法人神戸市民病院機構
神戸市立医療センター西市民病院
薬剤部
中尾 宥介さん
2017年3月卒
香川県立三木高校出身
総合病院の薬剤部に勤務しています。その業務の幅は大変広く、患者さんへの服薬指導はもちろんのこと、さらには医師や看護師からの質問・相談の対応などにも携わっています。臨床現場における「薬」の担い手として強い責任感を持って、日々、より正しくかつ効果的な薬物治療を追究しています。さらに現在、当院の糖尿病と災害対策の専門チームにも所属しています。今後もさまざまな現場・領域での専門性を高めながら、さらに多くの人々のお役に立てるように努めていきたいです。
CRA
新薬を1日でも早く患者さんに届けたい
シミック株式会社
臨床開発部
小森 莉彩さん
2014年3月卒
兵庫県 神戸女学院高等学部出身
新薬の実用化に必要な治験データを収集する臨床開発モニター(CRA)として、これまでに多くの大型プロジェクトに参加しています。訪問先で医師やコ・メディカル、治験コーディネーター(CRC)など幅広い人々と接することが楽しいですし、1日でも早く患者さんに新薬を届けたいという使命感にやりがいを感じています。CRAは、大学時代にインターンシップに参加して、薬学の知識を発揮できるうえ、ライフスタイルに合わせた働き方ができると選んだ進路です。現在育児休暇中ですが、復職後は担当薬剤を1日も早く患者さんに届けられるよう、育児と両立しながら日々奮闘したいです。
企画開発職
人々を笑顔にする商品を生み出したい
ロート製薬株式会社
プロダクトマーケティング部
樗木 真帆(おおてき まほ)さん
2012年3月卒
福岡県立筑紫高校出身
大学時代の長期実務実習で担当した、ある女性のがん患者さんとの出会いから、人の気持ちを前向きにできる商品に携わりたいという思いが強くなり、進路を決めました。現在は、検査薬や胃腸薬、食品などの企画・開発のほか、マーケティング業務も行っています。こうした商品には、処方や作用機序(※1)などのエビデンス(※2)が必要です。薬学の知識があるからこそ、幅広い企画提案を行うことができると感じています。当社は海外での商品展開も行っています。将来的には、大学時代に培った英語とスペイン語を生かして、初心を忘れず、世界中の人々を笑顔にする商品を生み出していきたいと思います。
※1 薬が生体に作用を現す仕組み ※2 科学的根拠
MR(医薬情報担当者)
「より適正な医薬品」の提供を通じて、たくさんの人々に貢献
アステラス製薬株式会社
営業本部
桐原 拓さん
2019年3月卒
兵庫県 神戸龍谷高校出身
製薬会社でMR職(医薬情報担当者)として勤務 し、現在は福島県福島市と伊達市の医療機関を中心に、弊社医薬品に関する最新の知見や安全性についての情報提供・収集活動を行っています。医師の治療課題を解決へとつなげられるご提案ができ、さらに、患者さんへの治療効果が確認できた際の喜びは本当に大きく、この仕事にやりがいを感じる瞬間です。患者さんと直接お会いする職種でありませんが、医薬品を届けることで、たくさんの人々に貢献できる素晴らしい仕事であることを実感する毎日です。
ドラッグストア薬剤師
地域の人々に信頼される薬剤師になりたい
株式会社スギ薬局
スギ薬局 三宮旭通店
五十川 槙子さん
2017年3月卒
三重県 セントヨゼフ女子学園高校出身
店舗内で調剤業務のほか、お客様への服薬指導や市販のOTC医薬品の販売を行っています。大学の授業はもちろん、塾講師などのアルバイト経験は接客の際に生きています。幅広いOTC医薬品の知識を学ぶのは楽しいですし、その知識を生かして薬の専門家としてお客様のご相談に応えていくことが喜びです。今の目標は、地域密着型の薬局としてお客様と深い関係を築き、一人ひとりの服薬状況を把握すること。そしてお客様に信頼される薬剤師になりたいです。
大学院進学
がん治療製剤の開発を通じて研究力を磨く
神戸薬科大学大学院
薬学研究科薬学専攻 博士課程
甘中 健登さん
2018年3月卒
兵庫県立小野高校出身
大学では仲間と励まし合いながら勉強に取り組むなど、充実した6 年間でした。将来、研究職を目指しているため、大学院進学を決意。研究室では、薬を身体内の適切な部位へ効率よく届けるDDS(ドラッグ・デリバリー・システム) 製剤の開発を行っています。学部時代に基本的な製法ができたので、今後は効率性の向上やマウス実験に取り組む予定。臨床現場に貢献できるテーマですし、自分の努力次第で専門的な世界が深まっていくところに研究の魅力を感じています。